近年、メディアや看板広告などで知る機会が増えた「トランクルーム」とは、一時的・長期的に荷物を預けておける収納スペースをレンタルできるサービスのことです。
じわじわと利用者数が増えつつあるトランクルームについて、特徴や使い方を見ていきましょう。
人によって異なる活用方法
トランクルームとは、コンテナなどの中のスペースをレンタルすることによって、その中を自由な収納スペースとして利用できるサービスです。
一概に「収納」と言っても、その中に何を入れて利用するかは利用者それぞれによって異なります。
例えば自宅の外に押し入れやクローゼットとして利用する例もあり、家に置いておくスペースがないテントやバーベキューセットといったかさばるアウトドア用品を収納する人も少なくはありません。
サイズが大きくて使用する頻度が少ない物は、必要なときに引き出しに行けば良いだけですから、自宅などよりトランクルームを利用すると便利です。
また、オフシーズンのアイテムや衣類を保管する場所として利用する人もいます。
例えば夏の服は冬には着ないため預けておいたり、冷暖房器具などを使用しない間預けて置いたりといった使い方です。季節の行事グッズなども預けておくと、家の中がスッキリするでしょう。
他にも、引っ越しやリフォーム時に家具の一部を一時的に保管したり、趣味やコレクション、大切な美術品などを預けることもできます。
メリットとデメリット
活用方法はまさに十人十色ですが、どんな使い方をしても、家の中がスッキリと片付くのがメリットとして挙げられます。
スペースを大きく使用するようなものや、クローゼットを圧迫しているものなどは、自宅外に預けておけば自宅スペースをより多く利用できます。
また、一時的に荷物を預けておけるため、引っ越しやリフォーム、建て替えなどが効率的に進められるでしょう。
トランクルームはどんな荷物も預けておけるよう、湿度や温度、セキュリティがしっかり整った環境で管理されています。そのため万全の環境で大切なものを保管できるのもメリット。カビが生えたりほこりを被ったりするリスクを回避できます。
利用するデメリットとして挙げられるのは、費用がかかることと、アクセスに不便する可能性があることです。
トランクルームを提供する企業は複数ありますが、いずれにしても費用がかかります。
費用は屋内型・屋外型やセキュリティのレベルなどによって異なり、良い状態で保管したい場合は思ったより費用がかかることがあります。
また、トランクルームが遠い場所にある場合は、必要な時に必要なものを取り出しに行くのが難しいことがあります。
会社によって強みが異なる
トランクルームは現在様々な会社から提供されており、会社によってそれぞれ強みが異なります。
例えば費用のリーズナブルさに強みを持つ会社や、コンテナのセキュリティ制が優れた会社、整理収納アドバイザーの資格を持ったスタッフからアドバイスを受けられる会社など。
立地や費用、保管したい物の特徴や期間などを事前にリストアップして、最も目的に近い会社のサービスを利用してみましょう。
会社によっては初期費用がかかったり、逆にキャンペーンでお得に利用できたりすることがあります。